京都比良山岳会
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活動記録 > 2005年
[No.2709] 沢登り:比良白滝谷


【日程】2005年6月26日(日)
【参加者】7名
【天候】晴
【行程】
坊村9:15〜林道終点・入渓10:10〜8m滝12:15〜夫婦滝13:40〜坊村15:50

【記録】46期 A.M.
水量が非常に多かった昨年8月の白滝谷沢登りの時とは打って変わって、花折峠を越えて見えてきた安曇川の水量は非常に少ない。梅雨とは言えほとんど雨が降っていないので当然と言えば当然である。
坊村に到着すると駐車スペースは車で一杯である。比良のゴンドラが廃止になったので、今まで以上に西南稜から武奈ヶ岳へ登る人が増えたためかと思われる。
林道終点までは単調な歩きであるが、うだるようなとは言い過ぎかもしれないが結構な暑さで、さらに気温が高いためか大嫌いな蛇までお出ましである。
林道終点で身支度を整えていよいよ白滝谷に入る。OさんとSさんは沢登りが初めてで、Sさんが買ってこられた地下足袋に今となっては少数派の藁のワラジ姿であるが、Sさんは沢登りスタイルでも大ベテランの雰囲気である。
先週の貫井谷も水量が少なかったので、今日も非常に少ないかと思っていたが、予想していた以上に水量がある。また、ここのところまとまった雨が降っていないので水が普段より澄んで見えてより一層綺麗かもしれない。はじめはゴーロ状のところをしばらく進んでいくが、沢が初めての人にとっては水の歩きに慣れるのにちょうどいい感じである。 今日はコースタイムも長くないので小滝や淵も積極的に取組んで行くが、微妙なバランスのところでOさんが滑って首まで沈没。Sさんはシャワークライムで濡れるのも全く気にせずいつものパワーでぐいぐいとよじ登っていく。Iさんは初めての沢登りが貫井谷とのことで沢登りは慣れた雰囲気。去年は水量が多く渡渉に苦労したTさんも今日は余裕。
Aさんは水を得た河童のごとく果敢に滝を攻める。オールラウンドのNさんはいつものように安定した歩き。また、誰とは言わないが暑いので釜を泳いで小滝に取り付いてしまう人が複数現れる。
そうこうしているうちに深い釜を持った滝らしい8mの滝に到着するが、大人数の先行パーティーがロープを出しており少し待たされる。ここは水量が比較的少ないとはいえ腰をまでの水量の釜をへつって滝の取り付きまで行かなければならない。この滝ではロープをFIXしてプルージックで各自登って行く。難しい滝ではないが比較的高度感があり、初心者の人にはロープがある方が安心して登れるかもしれない。
そこからしばらくはきれいなナメ滝や小滝を快調に越えて行く。途中で懸垂下降の練習をしている先行パーティーを抜いて2段2状15mに取り付く。ここも高さが少しあるので念のためにロープを張るが、この滝は初心者でも特にロープの必要はないかもしれない。 この滝を越えるとやがて沢登りの終点となる夫婦滝に出るが、何時見ても立派な滝である。夫婦滝からは探勝道を辿り、昼食を摂って身支度を直して坊村まで下山。
この沢は滝登りの連続とはいきませんが、水量が豊富な明るい沢で、沢登りが初めてのOさん、Sさんにも沢の魅力を感じてもらえたのではないかと思います。
沢登りをされたことがない方はぜひ一度訪れて沢の魅力を感じて下さい。


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