京都比良山岳会
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活動記録 > 2005年
[No.2710] 西穂高岳


【日程】2005年7月1日(金)〜3日(日)
【参加者】6名
【天候】晴
【行程】
7/1 雨 20:00山科駅―1:00 新穂高温泉 車中泊
7/2 曇り時々晴れ、8:00 新穂高温泉ロープウエー 9:20 西穂高口駅〜10:20 西穂山荘〜11:30 独標〜12:50 西穂高岳〜15:00 西穂山荘〜15:40 旧歩荷道分岐〜18:00 新穂高温泉 テント泊
7/3 曇り 6:30 新穂高温泉〜11:30 山科駅

【記録】43期 K.T.
 金曜夜、雨の降り頻る山梨駅に集合し、N野リーダーに、本当に行くんですかと聞くと、即答で行きますと返事。N野号とM号二台で出発。
 新穂高温泉も強く雨が降っていた。テントは止めて車で寝る事にした。翌朝は雨が上がっていたが、駐車場横の川はゴーゴーと流れ、凄い水量だった。奥穂高岳へは沢の徒渉が危険と判断し、西穂高岳に登る事になった。
 ロープウエーを降り、歩き始めると水芭蕉が咲いていた。天候も回復して気持ちの良い樹林帯の登りだが、昨夜Nさん持参の泡盛を美味しく頂いたのが利いてか調子が悪い。飛ばすN野リーダー、N沢さん、二人を追いかけるSさんについて行けない。深呼吸しながらゆるゆると登った。暫くすると、かっ飛びコンビには付いて行けず、Sさんが女性組みに合流。そんなペースで西穂山荘に着いた。
 その辺りからハイマツ帯へと変わっていった。左手に笠ヶ岳が見え隠れ、後ろには焼岳の赤い山肌がくっきりと。足元には黒百合を発見、梅雨前線は何処へ行ったんだろう? 皆、私の行いが良いからだと主張し合っていた。
 段々とガレ場の登りとなり、ヤセ尾根になって行った。リーダーから、三点支持で気をつけて登るようにとの指示がある。久し振りの高山の岩稜歩きで緊張する。クライミングが嫌いじゃないが、高い所は苦手なので怖い。
 独標、ピラミッドピーク、と岩稜の登り下りを繰り返し西穂高岳山頂に着いた。時々ガスが架かるものの、360度の展望だ。奥穂、つり尾根、前穂がくっきりと望めた。  下山は登りより難しく緊張する。足を滑らさないよう、落石を起こさないよう、一歩一歩慎重に足を運んだ。
 西穂山荘で休憩し、下山はロープウエーを使わず、旧歩荷道を降りることに決める。歩荷道分岐でSさんが高山病か、ずっと頭が痛いのでロープウエーで降りるとの事で別れる。
 旧歩荷道はあまり歩かれていない感じで、崩壊している所が結構あった。草木が生い茂り、道はずるずるで気を抜けない。高度が下がって来ると、斜度も緩やかになったが登山道が川になっていた。
 歩き疲れた頃、林道に出た。しかしそこから又、林道が長かった。かなりよれよれで新穂高温泉の駐車場に戻った。今夜はここでテント泊にし、明日から帰ることにし、温泉に入って反省会となった。日が暮れると満天の星空だった。雨の登山を覚悟していたが、天候に恵まれ、気持ちの良い山行が出来た。普段の行いの良い人たちだったんだなあと思った。

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