京都比良山岳会
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活動記録 > 2005年
[No.2727] 裏愛宕旧道を巡る

【日程】2005年11月5日(土)
【参加者】会員7名、非会員1名、合計8名
【天候】晴れ
【コースタイム】
9:25つつじ尾根登山口 11:02表参道と合流 11:30愛宕神社総門 12:50愛宕山三角点 13:32地蔵山三角点 14:30芦見峠 14:58三頭山三角点 16:13星峠 16:25鎌が岳三角点 16:32下山

【記録】48期 T.Y.
朝から雲行きが怪しいと思っていたら、案の定JR保津峡駅に着いたら雨がしとしとと、降り出しました。
雨具をきて、昼から雨が止むという天気予報を信じて、いざ出陣です。
つつじ尾根登山口からは、いきなりの急登で道はぬかるんで、少し歩きにくい。しばらく登るとなだらかになり、おのおのおしゃべりをしながら、歩いていきました。
 やがて、表参道と合流し、石の階段をあがって行き山頂に到着すると、気温はなんと8℃でした。
息は白くとても寒い。ここで参拝者のための小屋で暖をとり、食事をすませた後本日最初の愛宕山三角点に向かいました。三角点につくころには雨もあがり、木々もしっとりしていて、とてもきれいです。
三角点にタッチして、記念撮影。そこから2つ目の地蔵山三角点へ。地蔵山を超えると山の雰囲気は少し変わり、アセビ林やコシアブラ林に遭遇しました。
落葉樹の葉っぱは、うすく黄緑色でとても美しかったです。2つ目の三角点を過ぎると、早く3つめと4つめをと、だんだん三角点タッチが楽しくなってきました。
三頭山三角点を過ぎ、後はロマンチックな名前の星峠に、どんなとこかしら?と胸をふくらませ…Y本さんに教わりましたが、星峠には花火の製造工場があるそうです。
 花火と星なんてとってもすてきなとり合せだと思っていたら、いきなり眺望が開け太陽がきらきらとまぶしく見えました。
そこから少し行くと、星峠に到着。後は本日最後の、鎌が岳三角点タッチに出かけました。最後の三角点に到着した時は、達成感があって、とても気分がよかったです。
 帰りの電車で、Y本さんがもっと通な人しか知らない裏裏愛宕なる登山道があると話しておられました。愛宕山といえど、歴史は古いので奥が深いと感じました。
Y本様、いつも勉強不足の私に親切に、いろんなことを教えてくださりありがとうございます。また、ぜひ別の機会に、裏裏愛宕なる企画を楽しみにしています。

【感想】48期 C.Y.
 愛宕山は今年の2月20日に、初めて表参道から登りました。大きな杉木立と灯篭の並ぶ参道に、ちらちら雪が舞いとても風情がありました。愛宕神社の建物も素敵でした。
今回はJR保津峡駅から、地図には記載されていないつつじ尾根を登りました。道は途中水尾から落合に通じるコメカイ道と出合います。昔の人が生活のために通った道は感慨深いものがあります。今日の道は歩く距離も短く、愛宕山に登るのにとても良い道だと思いました。
山頂に近づくとオカラコウの群落がありました。愛宕山は新花の百名山に選ばれ、その花が「オカラコウ」だそうです。CLさんに教えてもらいはじめて知りました。この山は他にもお花畑がいろいろあるそうで、次回が楽しみです。
 予報に反して雨はなかなか止みません。愛宕神社で8℃、とても寒いです。ここからは裏愛宕を歩きます。いろいろな道が交差しひとりでは迷ってしまいそうですが、Y本さんが丁寧に説明してくださいます。
 神吉の集落から愛宕山へお参りする旧道だということで、その時代の人々の様子も想いおこされます。途中の道端に大きな鉄のストーブの壊れたのがあり少し前には茶店でもあったのでは?などと想像する。
 馬酔木のトンネルや芦生杉などもあって、雨に煙る尾根道もなかなか素敵です。コシアブラもあり春には・・など話も盛りあがる。3つの三角点を踏みどんどん進むと、星峠の手前すこし開けたところから、今日初めて見る太陽にきらきらと光る神吉の美しい集落を眺めることができました。なつかしい日本の風景にみんな感動です!
 星峠は、国友銃砲火薬店の道路改修記念の石碑が目立つばかりでちょっとがっかりでしたが、ここから下ったバス停の名前が「どんどん橋」でなぜかうれしかったです。
 さて、旧ケーブル跡の道やお花畑など、愛宕山塊のおもしろい探検はまだまだ続きがあるらしく、Y本さんよろしくお願い致します。
今日は楽しい例会を、Y本さん、Mさんありがとうございました。


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