京都比良山岳会
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活動記録 > 2005年
[No.2735] ボッカ:比良蓬莱山

【日程】2005年12月4日(日) 雨・雪
【参加者】10名
【行程】JR蓬莱駅9:20--ボッカ開始10:00--薬師滝--小女郎峠13:15--蓬莱山(13:15-13:40)--打見山--クロトノハゲ--JR志賀駅15:40

【記録】47期 C.O.
蓬莱駅出発時点から小雨が降っており、カッパを着ての出発となった。林道の途中で石がごろごろある場所があり、各自重量を調整しボッカがスタートした。
薬師滝をすぎたあたりから、雨は雪に変わった。登山道に雪はなかったが、周りの樹木は雪化粧をしていて、たいへんきれいだった。標高約1000m地点で、Iさんが悪寒がしてきたと言った。聞くと風邪で金曜も仕事を休んだとのことだったので、Tさんに付き添ってもらい、下山することになった。
このあたりから登山道にも積雪が見られ、蓬莱山山頂は5cm-10cmくらいのつもっていた。寒冷前線が近づいており、天候の悪化が予想されたが、あと30分ぐらいは天候がもつとのMさんの判断で、お堂で休憩となった。
ボッカはここで終了した。蓬莱山から打見山までのくだりは、みんな子供のように雪を喜んで走っており、ウサギも飛び跳ねていた。標高が低くなるとともに雪は消え、また雨に変わった。JR志賀駅に到着し、比良山の方を振り返ると、山が縞模様に紅葉していて、これもまたきれいだった。
前日は天候が思わしくないとのニュースに憂鬱な気分になったが、初雪に縞柄の紅葉と充実した山行だった。

【リーダー所感】
雨にもかかわらず10名の参加を得て、楽しくトレーニングできました。強風の山頂でもお堂の中では暖かく昼食がとれ、雲の間から琵琶湖も臨むことができ、つかの間の陽射しに雪景色が映えてすばらしい光景でした。
重さの割りにみなさんの疲労が少なかったのはやはり、先頭を歩いてくださったY本さんのペース配分のおかげでしょう。
年末の槍にむけてのボッカですが、天候の判断の練習としても有意義な例会でした
 朝鮮半島から日本海を東進してきた弱い低気圧が、北海道の西にあった低気圧と引き合って一つになる際に速度が遅くなり、寒冷前線の通過が予想より2〜3時間遅れたので結果的にはラッキーでした。
しばらく日本海にとどまった低気圧が、発達しながら進んできた南岸低気圧と最終的に日本のはるか東海上で960hPa程度の低気圧に収斂し、等圧線の密な西高東低の冬型気圧配置へ変化していく様子は典型的な冬の気象という感じでした。地上天気図のほかに850hPa・700hPa・500hPaの高層天気図で、気温・低気圧の強さ、水蒸気量などから降雪や風速・風向を予想できるとさらに理解が深まるのですが、まだまだ勉強不足です。
もう少し、年末にむけて天気図を継続的に見て行きたいと思います。参加者のみなさんお疲れ様でした。


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