京都比良山岳会
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活動記録 > 2005年
[No.2738] 金毘羅アイゼントレ


【日程】2005年12月23日(祝)
【天候】晴
【参加者】7名
【行程】 9:00 金毘羅馬場駐車場
9:20 Y懸尾根アイゼン登攀
14:30 Y懸の頭で懸垂下降
16:00 金毘羅馬場解散

【記録】47期 C.O.
昨日からの寒波の影響でY懸尾根の岩場は雪が取り付いており、年末の八ヶ岳メンバーにとっては本番に近い環境でのトレーニングとなった。N野チーム(S、I上、O)とY本チーム(K川、Y口)に分かれてアイゼン登攀を開始した。Y本チームに先に行ってもらい、その間N野チームは、フィックスロープを使った登攀の確認をした。メインロープで支点確保するとき使うクローブヒッチの結びかた、セカンドのビレイ方法の確認、タイブロックでの登攀法を確認した。その後、N野さんがトップでランニングビレイを取りながら直上し、続いてO、I上さんがタイブロックを使って登り、最後にSさん登るということをY懸の頭まで繰り返した。タイブロックのセットの仕方、セルフビレイを取る操作がスムーズでないので、さらに訓練が必要だと思った。Y懸の頭では、懸垂下降の練習をした。以前U坂さんに教えてもらった方法、8環等の下降器にカラビナをつけデジーチェーンでハーネスと固定する方法を練習した。Y本チームは度々Y本さんの厳しい指導の声が飛び交っていたのでさぞ鍛えられていたのでしょう。雪交じりの岩場はいつもとは違った感覚で登ることができ大変楽しめた。

【感想】 48期 Y.K.
えらい事になった。積雪の多さにおっかなびっくりの私を尻目に、メンバーは何事もないかのように準備を始めた。Y本チーム(Y本・Y口・K川)では、各装備の装着方法から始まり、1本目フィックスロープでの登攀の準備にかかる。Y本さんが先行、ランニングビレイを取りながらY懸尾根を直上。ミディであるY口さんはユマール登攀し、ラストK川はというとビレイを取るだけでも精一杯である。2本目以降はコンティニュアスの登攀とし、ザイルのセットから丁寧に教えて頂く。慣れず要領を得ないため指示をこなすだけで必死である。なんとかY懸尾根の頭へと辿り着くが、雪になると途端にへたれる性分は本日も健在で、寒いだの手足が濡れて冷たいだのといった戯言が頭の中を巡る。そんな私たち3人の前にN野さんは「暑い暑い」と言いながらY懸尾根の頭へと現れた。Sさんに至っては汗をかいている。このヘタレ感情は全くもって理解されそうにない。そもそもこの年末を思えばへたれている場合ではないのである。午後からは全員揃ってY懸尾根の頭より懸垂下降を行うが、支点のとり方が難しく反復練習をした方がよさそうである。それ以上にロープダウンをなんとかしなければいけないなと反省しきりであった。

【リーダー所感】
 雪がついた金毘羅Y懸尾根はなかなか本格的なミックスっぽくて登攀意欲をかき立てられる。今回は八ヶ岳をにらんで悪場が出てきたときにフィックスロープをはって,そこをメンバーが安全に登れるように登高器を使って登れる練習が主眼だった。セルフビレイのクローブヒッチ,登高器のセットなどはまだまだ練習が必要でした。みなさん,家で練習しておいて下さい。登る方は多分八ヶ岳なら大丈夫でしょう。八ヶ岳ではがんばりましょう。
 Y本さんには,別の班を担当していただき,大変お世話になりました。Y本塾で厳しく鍛えられれば力量もすぐにつくと思います。Y本さん,またよろしくお願いします。
K川さんの華麗な(?)ロープダウンとそれを後始末するY口さんの姿の写真をはっておきます。


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