京都比良山岳会
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活動記録 > 2006年
[No.2750] 残雪の比良を歩く:釣瓶岳


【日程】2006年3月21日(火・祝)
【参加者】8名
【天候】曇り一時小雪、小雨
【行程】出町柳7:45出発(バス)
朽木栃生8:57--コメカイ道出合(地蔵峠分岐)9:55--笹峠出合10:20--イワタク峠10:55--釣瓶岳11:50--昼12:05-12:35--広谷1:20--八雲ヶ原1:50-2:10--大山口3:40--比良駅4:45
【記録】36期 Y.T
朽木栃生から釣瓶岳は以前から登ってみたかった。下見無しの山行で、しかも残雪期なので不安もあったが、皆さんに助けられ成功してよかったです。
 出町柳からのバスは思ったより乗る人が少なく、皆座れた。
朽木栃生のバス停から少し戻ったところに標識がある。「地蔵峠への道は崩壊で通れない」と朽木山行会名で張り紙があった。この周辺は朽木山行会の人たちがよく手入れされているようだ。
少し登ると民家がありここにも標識がある。犬たちがにぎやかに迎えてくれた。この辺りをよく歩かれているOさんの先導で登る。すぐに九十九折れの登りになる。これがコメカイ道で高島村と朽木村の昔の交易路だ。急だが機械で無理やり作った道でないので登りやすい。
地蔵峠分岐でコメカイ道と分かれる。よく踏まれた落ち葉の道だ。ホトラ山は気づかずに過ぎた。左北方には蛇谷ヶ峰が白い。釣瓶岳は右手。
笹峠出合付近から残雪が現れ出す。しっかり固まった雪で歩きやすい。縦走路のイワタク峠は雪の下で、標識の頭だけ出ていた。ここでスパッツを着けた。
釣瓶岳へは部分的に急登もある。ここからは女性陣が本領を発揮。もたついている男性人を尻目に、Kさんを先頭にどんどん登っていった。
釣瓶岳で記念撮影を済ませ、ナガオ尾根を少し下って昼にした。私はこの尾根が気に入っている。いつ来ても人に会ったことが無い。木々が葉を落としているので、下っていく稜線がはっきり見える。武奈ヶ岳と釈迦岳もずっと見えていて位置の確認には助かる。ここは市町村界で、しっかり切り開かれていて夏でも問題なく通れる。
今日は991mの手前から広谷に下る予定。いつも下り過ぎて広谷から八淵滝に下る道に出てしまう。今日はKさんの読図とTさんの勘で、予定通りに広谷に下れた(後で地図を確認、まず間違いない)。雪原の広谷も踏み跡もなく静まり返っていた。
イブルキノコバに登り、KさんとHさんのケルンに向かった。ケルンは雪の下で「起こさないでおこう」と手を合わせた。
静かになった八雲ヶ原で休憩し、ダケ道を下り、大山口でスパッツを外した。
この時期は結構歩きやすくて、静かな比良を楽しめます。来年は朽木栃生から地蔵峠、蛇谷ヶ峰、朽木の天空温泉まで歩いてみたいものです。


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