京都比良山岳会
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活動記録 > 2006年
[No.2751] 歩荷:荒川峠から水晶小屋偵察


【日程】2006年3月25日(土)
【参加者】11名
【天候】快晴
【行程】
7:40JR湖西線京都駅発 8:25志賀駅着 9:30中谷出合 10:00途中の水場 11:50荒川峠 12:20水晶小屋 (昼食・休憩) 13:20水晶小屋出発 14:00荒川峠 14:55途中の水場 15:15中谷出合

【記録】  48期 J.I
 京都駅湖西線ホームに着くと、いつもお決まりの車両で5人のメンバーと合流、出発する。山科駅に着いたら、Mさん、Oさんも加わり、8人の大所帯。マイカー組のSさんとは志賀駅で合流する。
 始めは退屈な車道歩きである。天気予報どおり快晴の予感がする空模様だ。車道歩きもいい加減飽きたなと感じていた頃、坂道を後ろから1台の車が追い越していく。Yさんが飛び入り参加1号として登場。
 中谷出合から登り始める。(いつの間にかNさんが飛び入り参加2号として、最後尾に追い付いていた!)21日の釣瓶岳山行ではそれなりに雪があったが、今回は雪がなく、少しばかり期待が裏切られた感じである。それでも上のほうに行けば、雪も残っていて、おまけに中が腐っているので、穴に落ち込まないよう注意しながらの登りであった。今回はSさんがお疲れのご様子で、「荷物を軽くしたら」との提案で、なんとザックの中からダンベル7.5s(2.5s×3個)を取り出す。歩荷のため、家から入れてきたというのには皆びっくり。結局、歩荷をパスしていたKさんとNさんが分け合って、再び登り始める。樹林帯を過ぎ、峠に近くなると、青い空、白い雪、そして葉を落としたブナの木が美しいコントラストを描き、まるでヤマケイの表紙写真にでもなりそうな雰囲気であった。
 そして、水晶小屋に無事到着。雪の重みで屋根は曲がってしまっていたが、無事のように見えた。昼食休憩となる。Tさんが中を開けようとしていたが、ドアがゆがんでいるようで悪戦苦闘。中からスコップが出されると、荒島岳での雪洞作り体験の成果を試すべく、Oさんが屋根の雪下ろしを実施。なかなか手馴れた感じで、見ていて気持ちよかった。出発前に小屋を施錠しようとしたら、建物のゆがみで鍵が閉められず、苦労されていたようだが、ようやく鍵がはまって、出発。歩荷が終了したので、私を含め、皆さんはザックから石を出していったけれども、ガッツあふれるKさんは下山時まで28s歩荷を実行。ただただ感服するばかりである。
 下山には来た道をそのまま引き返すこととなった。お天気が良すぎて、きっと気温も上がってきていたのだろう。雪が腐っていて、穴に落ち込みやすい状態がずっと続く。それでも雪の上を歩くのは楽しい。ひたすら下っていると、車道に到着。解散となる。さて、今回の山行でSさん、Kさんは正会員になられたとのこと。(おめでとうございます!)
さて、比良山岳会メンバーはトレーニング好きの人が多い。比良山岳会に入会してもうすぐ1年になる私が、感じていることだ。そして、本来しんどいはずのトレーニングがまるで娯楽のように感じさせる明るさ。まだまだ追い付くところまで行かないけれども、自らのレベルアップのため、継続してトレーニングに努めようと思う。

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