京都比良山岳会
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活動記録 > 2006年
[No.2766] 新緑祭B班:皆子・峰床コース


【日程】2006年5月20日(土)〜21日(日)
【参加者】5/20 5名, 5/21 4名

【天候】2006年5月20日(土) 雨のち曇り
【行程】
京都駅8:00(車)足尾谷橋9:00−9:15 ツボクリ谷入口10:00 栃の大木11:00 皆子山12:10−12:50 寺谷口3:10 足尾谷橋3:35(車)坊村キャンプ場4:00
【記録】36期 Y.T.
 大原を過ぎる頃にきつい雨になった。沢の増水が心配だが足尾谷橋まで行く。橋に着いた時には雨は小降りになった。N氏の車があり彼らは出発済みだ。沢の水は濁っていなくて、予想より増えていないし、昼過ぎには雨は上がる予報なので行くことにした。 ツボクリ谷入口で橋を渡り沢を登る。早くも頬を蛭にやられた。水量が増えているので渡渉の度に足の置き場を確認する。ドボンと浸かる人、バシャッと飛ぶ人などそれぞれのやり方で渡る。
飛び損ねたのか若い鹿が水没していた。なにかいやな感じがする。
栃の大木は見事だ。ここを過ぎて左の谷を詰める。沢が切れる頃からかなりの傾斜になる。笹を掻き分けると皆子山の頂上。京都府の最高峰。ここで昼にした。
寺谷を下る。ツボクリ谷に比べると歩きやすいが、一部崩れているところもある。何回か渡渉する。大岩、崩れた小屋を過ぎ、寺谷入口のしっかりした木の橋に出る。 平までは林道歩き。小川でオタマジャクシの群れとイモリの生存競争を見る。国道を足尾谷橋まで戻った。蛭の点検。ズボンまで血に染まっていた人もいて、今日は皆で10匹以上に付かれた。
 坊村キャンプ場に着いたときは、すっかり準備ができていて、早速ビールで乾杯。準備をして下さった皆さん有難うございました。

【天候】2006年5月21日(日) 晴れ
【行程】
キャンプ場出発8:10 ブナ平9:00 鎌倉山9:45 オグロ坂10:45 峰床山11:15−12:00 オグロ道出合(八丁平北部)12:45 中村乗越1:05 林道2:00 側道に入る2:30 キャンプ場3:10
【記録】
片付けが早く終わり予定より1時間近く早く出発できた。昨日とうって変わって快晴。 カマクラ谷に入ってすぐに右から尾根に取り付く。このあたりの施設の人が整備しているらしく、思ったよりしっかりした道だ。林道を横切るあたりがモミジ平。美しいブナ林が続く。少し平坦になったところがブナ平。イワカガミの群落や石楠花の尾根を通過して鎌倉山に到着。私の足に蛭が食いついていた。
ここからは小さいピークを幾つも越えた。途中で1人と出会っただけの静かな山行。途中の千年杉辺りから、峰床の頭が見え隠れする。
オグロ坂から八丁平の北を通り峰床山を目指す。八丁平の北側にスキー場があったことを教えてもらった。
峰床山に先客が一人。京都府の第2峰。ここで昼にする。愛宕から竜ヶ岳、その中ほどに地蔵の頭、桟敷、皆子山、蓬莱などが望めた。人気の山だけあって次々と登ってくる。一等三角点を登っている人達が来て、賑やかに宴会を始めた。  クラガリ谷を下る。この下り口の反対を少し登った所からの展望も素晴らしい。八丁平の北側から中村乗越、伊賀谷右俣、林道を経て国道に出る手前から川沿いの道をキャンプ場まで戻った。 この山行で覚えた花は「マムシグサ」と「ヤマシャクヤク」。何よりも新緑の美しさに圧倒されました。

【感想】48期 C.Y.
最初にS会長、Nリーダーをはじめ、A班の皆様、バーベキューとってもおいしかったです。準備なども含めていろいろ有難うございました。多くの会員の皆様とお話が出来たので良かったです。
さて20日は雨の予報、皆子山は登られないだろうと勝手に思っていましたが、足尾谷橋で車を降りると早速準備をして出発です。山岳会とはこう言うものと初めて気づきました。足尾谷・ツボクリ谷は両方とも、滑る木橋や飛石伝いの渡渉ばかりです。特に増水した沢を渡るのは、怖がりの私には緊張の連続でしたが、Tリーダーの丁寧なルート設定で何とか沢にも落ちずクリアできました。余裕が出来て周りを見渡すと、渓谷はいくつもの滝になって流れ落ち、木々の新緑は雨に映えてとても美しい。雨に煙るツボクリ谷の大きな栃の木は、特に印象的でした。皆子山山頂では、ヤマヒルの出没で皆さん大騒ぎ!これは翌日まで尾をひいて、靴を何度脱いで調べたことか・・
寺谷で、思いがけずヤマシャクヤクの群生を見ることができ、花好きの私にとっては最高のプレゼントでした。
21日は良いお天気、鎌倉山から峰床山への尾根歩きはブナの新緑も美しく、そよ風も吹いて快適なハイキングでした。イワカガミの花も咲き、野鳥のさえずりもずっと聞こえます。峰床山からは、昨日苦労した皆子山も眺められて感無量、八丁平の新緑はいろんな色があってとても素晴らしい。中村乗越から右股に下る途中では、きれいに咲いた真っ白のヤマシャクヤクも見ることができました。最後までのんびり歩いても、予定よりとても早く到着です。Tさん曰く、理由は花が少なかったから・・だそうです。
2日間とも、その時の状況に合わせて、しっかりリードしてくださるTさんのおかげで、とても楽しい思い出に残るハイキングになりました。後から初心者3人を見守ってくださったYさん、お二人に、心から感謝します。


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