京都比良山岳会
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活動記録 > 2007年
[No.2815] 金比羅アイゼントレ


【日程】2007年4月15日(日)
【参加者】計5名
【行程】9時馬場出発〜北尾根・Y懸尾根に別れて登攀〜ホワイトチムニーでフリークライミング〜15時馬場,解散

【内容及び感想】K.N.
 春山に備えてアイゼントレ&フリーでもできれば,ということで,4月の金毘羅に行ってきました。天気がとてもよく気持ちいい(か,ちょっと暑いくらい)登攀が楽しめました。
 N野,Y本,O組は北尾根をアイゼン登攀。M山,T組はY懸尾根を登攀です。
 久しぶりにアイゼン登攀をしているとちょっと緊張しました。3人で順に登っていたので,思ったよりも時間がかかり,11時過ぎにY懸の頭に到着。Y懸の頭で食事をとった後,懸垂下降とさらにアイゼン登攀を練習しました。横ではY懸尾根を登ってきたT・M山組がさらに登攀練習をしていました。
 その後,ホワイトチムニーに移動して,フリークライミング。Tさんはチムニールートを難なく一撃。その後レイバック5.9に挑戦しましたがちょっと苦労していたようです。O・M山は,レイバック右横の5.10bに挑戦し,2人とも完登。N野は,同ルート敗退,口直しにとレイバックに取り付きましたが,体調が悪かったせいか(二日酔い),いつも登れるのにほとんど落ちていました。3時前まで岩を楽しみ帰路につきました。
 春山前だけあって,アイゼントレ花盛りの金毘羅でした。

【感想】Y懸尾根班 43期 H.M.
 今回は金比羅初めてのTさんをお迎えし、前半はY懸尾根を使った入門編となりました。少し暑いくらいの好天のもと、Y懸尾根も大盛況。大学生や社会人の新人トレーニングの行列ができました。順番を待つ間に、ハーネスの装着、エイトノットの作り方、セルフビレイのとり方3種類を練習、先行パーティーを眺めながら、リード・フォローの概念、コールの方法を確認していよいよ登攀開始。M山はアイゼン・バックロープで先行して、Tさんをビレイしました。Tさんは確実でスムーズな登り方で、ビレイも不要だったかもしれませんが、今回は立ち木・ピナクルを支点にルベルソ・ムンターを併用。僕自身もスムーズ・迅速にセカンドビレイをする練習にもなりました。その後、ATCを使ったビレイ方法も少し練習してもらい。混み合っているところはコンテで抜かせてもらって2時間で頭へ到着。三つ葉ツツジを愛でながら昼食タイムとなりました。しばらくして北尾根班が合流し、Y懸の頭でしばらく懸垂下降と登攀の練習。TさんはY懸尾根はビブラムで登りましたが、ここでフラットシューズに履き替え。懸垂下降は見学のみとし、トップロープで登ってもらい、ロワーダウンの練習。フィクスロープにクレムハイストでビレイをとる方法も見てもらいました。登攀もスムーズで、合間に花や鳥にも観察を怠らないTさんは余裕で新人カリキュラム岩登りポイント認定です。岳人の今月号にも記事がありましたが、やはり初めての岩登りは人工壁より外岩がいいなあと思います。その後ホワイトチムニーでフリーも少しできました。いよいよクライミングシーズンもたけなわです。また近いうちにみんなでいろんな自然の岩場へ出かけましょう。


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