京都比良山岳会
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活動記録 > 2007年
[No.2824] 比良全山クロス縦走

諸要素不安もあったがいざ当日となると涼風吹く歩き易い1日となり、中間点にて合流。所要時間にほぼ差異なく両組全員無事完歩した。
【日程】2007年5月12日(土)〜13日(日)
【参加者】計4名
【天候】曇時々晴れ
【記録】5月12日(土)19:00和邇駅⇒19:30霊仙登山口・就寝
5月13日(日)4:30起床・5:45各組出発 
地点↓A組(南下)↑B組(北上)
朽木スキー場6:4015:00
蛇谷ヶ峰7:2514:24
アラ谷峠7:5013:44
ヨコ谷峠8:0513:35
地蔵山8:2513:19
釣瓶岳9:1512:30
細川越9:3512:10
武奈ヶ岳9:5511:55
コヤマノ岳10:1511:36
奥ノ深谷源頭10:4510:45
金糞峠11:0510:41
堂満岳11:2510:15
南比良峠11:459:46
荒川峠11:559:35
烏谷山12:159:16
葛川越12:309:06
比良岳12:408:58
木戸峠13:008:35
打見山13:208:13
蓬莱山14:008:00
小女郎峠14:157:40
ホッケ山14:257:26
権現山14:407:08
霊仙山15:206:11
霊仙登山口15:405:45
地点↓A組(南下)↑B組(北上)
16:20霊仙登山口にて両組合流⇒下山

【感想】43期 K.N.
栗原からの比良全山は遥か6年前にやった記憶があるので、それに倣い霊仙口で前夜泊としたが違う点はビバークでなく幕営であること。それと朽木からクロスするため朝一で車をスキー場まで回すことである。この為スタート時刻が若干ズレるが、北上するB組も下山後A組メンバーを回収に向かうので収支はトントンであろうか。単なる思い付きではあったが結果的には大成功と自画自賛している。勿論メンバーの健脚に負う処大なのは言うまでも無いが、翌週に鯖街道マラソンで優勝してしまう様な化け物が混じっていたのだから当然か。それより一番の心配事は朽木まで無事に車を回せるかどうか、事前に2度の講習を行ったもののペーパー同然の運転手K川に正真ペーパーのナビT岡コンビ。正直ここが最大の難関で6時半に電話で朽木到着の報を受けた時、あとは好きに滑るなり落ちるなりしてくれの心境であった。それで気が緩んだ訳では無いが霊仙から降りて権現に至る分岐を間違え約20分のロス、相棒のイチコさんに情けないとか恥ずかしいとかグチられながら前進。そのイチコさんも烏谷の手前だったか携帯が鳴り、ザックの底にしまい込んでなかなか出せずに掛け直せば愛息から。結婚式の指示をあれこれとしながら稜線を歩くという珍道中、どっちが恥ずかしいねん!薮漕ぎで堂満をピーク50メートル下に突破、クロスポイントは金糞前後であろうと想定していたので中峠を前にして休止。中峠を経ずに来るかどうか意思の確認が十分で無かったため逡巡しているとA組二名がコヤマノ岳直下のコースから現れる、ほ〜らやっぱり最初のコースミスが良かったんじゃないのイチコさん(~Q~)
始めコケるのはお約束、いつもながらの結果オーライ人生ですから。満員の武奈から蛇谷まで雨の予報も何処へやら快適に歩を進めスキー場に到着、ここばかりは吹き飛ばされそうな強風。さああとはお迎え、まだ明るい内に全山縦走終えて車に乗ってるなんて僕達なんて素敵なんでしょう。でも今度は道間違えずに8時間以内では行きたいなー

43期 K.T.
二年ぶりくらいの比良全山。最近主にやっているトレイルランの成果が有るかどうか? 相棒はK川さんなので、私が目一杯行っても彼女は余り余りなので後ろは気にせず行く。
蛇谷から少し下るとなだらかになるので少し走った。多分K川さんは後ろでスキップしてるんじゃないかなと思いつつ!
登りは、K西さんに教えて頂いたように、太ももを手で押さえる登り方をした。 しかし、かなりきつい。釣瓶岳から、怪我後に買って、あまり使ってなかったダブルストックを使ってみる事にする。 そうすると、何と、登りが同じペースで行っているのに楽になった。使わない時の2/3くらいの感じだ。始めてダブルストックの効力を実感した。これならいけると新緑を楽しみつつ歩く。
B班とも巧く会え、堂満の籔漕ぎも間違いなくクリア。 打見、蓬莱のスキー場の登りもきついながら以前よりは楽だった。 K川さんが一緒なのに珍しく良い天気で、琵琶湖の展望を楽しみつつどんどん南下。
権現山から後少し、これなら楽勝と降り始めると右膝横にズキッときた。最近、山行の後に違和感があったが、怪我した足首は何をしても何とも無いのに何でやねん! 霊仙山からの降りはそろそろ降りて無事完歩。
K川さんにとって私のペースはランニングで言えば、LSDでしょう。一週間後の鯖街道レースに向けてちょうど良かったんじゃないかと思いますが、私にはハードだったかも。
しかし、膝はともかく、身体の疲労感は過去二回よりずっと楽で、骨折からちょうど一年、まだまだやれると自信が持てました。次はY字比良全山縦走達成に向けてトレーニングする事にします。

48期 Y.K.
縦走の山旅をする度にいつも思うこと。空気を汚し、登山道を、山を破壊する林道。林道があるから車が最奥の路肩まで無理矢理入ってくる。だから車には乗らない、そう決めたのは高校生の頃だったか。
…とまあ延々と御託を心中に並べつつエンジンをかけた。全山の行程そのものは今回のメンバーを見ると全く問題なし。最も問題なのは今からの1時間弱。ペーパードライバーもええとこ状態、とにかくやるっきゃない!という訳で同組のT岡さんに多大なる心理的圧迫をかけつつ出発。早朝のせいか車が殆どなく朽木スキー場へ快適なドライブ。歩き出し前からどっと疲れた。
 先週武奈ヶ岳まで同ルートを辿っているT岡さんに先に歩いて頂く。するとあれよという間に駆け出していきビックリ。終盤での疲労度合を考え、大丈夫とふんで後をついて走った。地蔵山までで良かった、武奈まで走ってたら極度疲労で小女郎峠あたりからエスケープしてたかも。黒い雲が垂れ込め風が強くなるが、B組合流後は徐々に快方に向かった。強風で雲が飛び、未だかつてなくはっきりと琵琶湖岸に広がる街並みを俯瞰。うん、やっぱり比良は良い!去年より軽快に霊仙山まで到着しあっさりと登山口に着いてしまった。B組もあっさり着き霊仙口まで車を回してもらい、何事もなかったかのように4人比良の山を後にした。
 登山始めて間もない頃の比良の稜線は歩けど果てなかったのだけれど。…でも何だかんだいって比良の山にはこれからも足を運ぶことになりそうである


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