京都比良山岳会
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活動記録 > 2007年
[No.2854] 大文字山(読図ポイント)

【日程】11月10日(土)
【参加者】計2名
【天候】晴れ
【コース】
山科(スタート)本圀寺〜七幅思案処〜大文字〜本圀寺(ゴール)
午前9時〜午後4時頃

【記録】
 久し振りに読図例会のリーダーをやりました。前日の夜3時ごろまで雨でしたが、朝青空がちらほら現れ楽しい山行が出来たらなと思いながら家を出て、待ち合わせの「日ノ岡」に車を走らせる。指示したようにKさんが立っていた。
 本圀寺に行く資料の説明を済ませ歩いてもらうが地元なのでスタート地は正解ですが、シルバーコンパスの合わせ方がまだ理解できてない。教え方が悪いのか?簡単に説明して先を急ぐ。
 稜線に出て再度コンパスの合わせ方をしてもらう。目標の鉄塔が見えてくる。そこからは歩測の説明をして一般路に出て思案処に行く。ここは路が7つ交差している面白いところで再度コンパスを合わせてもらうがまだ完全に理解していないようだ。「これが理解できないのならコンパスを北のみを見たほうが良い」ときびし目に言う。
 やっと理解できそうになり、先を進む地図のポイントに出て面白さを感じて貰う。天気も青空になり先の「大文字山」の如意岳にコンパスを合わす。少しフェイントをかけ細い点線道を選ぶ。
 尾根道を下降して川を渡渉して俊寛僧都碑に出るとコンパスの威力を理解して、今回の読図の成果を大いに感じてもらう。
 その辺りから面白さも加わり道の構成も理解され「記号」の説明に入り、三角点のピークに急ぐ途中アメリカの女性2人に会い簡単な会話をする。
 ピークで食事をして休憩、京都の町が小さく見える、読図なので出来るだけ同じ道の下降は避けると言う。先の石碑の近くまで左コースで下降して川を渡渉して地図の点線を歩く。湿地の記号も覚えられ主稜線に戻る事が出来た。
 ここから歩測の実践をやってもらう。途中鉄塔を確認して本圀寺にダイレクトに戻るコースを歩く。一般道に出て湿地を確認して超える尾根にコンパスを合わす。登りの朝のポイントに出る。
 本圀寺に向かうそのころより地図読みの面白さを感じスタート地の寺に4時前に戻る事が出来た。
 ここで資料の「地形」の説明をする、最低10回ぐらい場所を変えてやるように言う。次回は2万5千の地図と比較して歩くともっと身に付くと伝える。伊吹山に行った時より歩けるようだ。
 地図読みは誰しも間違うと先輩から教えられ「ただ確立が高くするか」との事でまず判らないときは元の位置に戻る事を理解してもらう。
 京都府山岳連盟の指導委員会では遭難の70パセントは道迷いから派生させた事故がありとの事です。今回受けてない人は一度12月の29日の「牛尾山」にぜひ参加してください。みんなで迷いながら歩きましょう。

【感想】50期 M.K.
7月に入会して2回目の参加です。前回の反省からこの夏は体力づくりをしました。 少し持久力もつき近くで山登りを再開しましたが、見知った所はよいのですが始めてのところは一人ではなかなか登る勇気がでません。本を読んだり,地図を見たりしましたがくなかなか理解できません。
今回の例会は、リーダーのN雄さんと私のマンツーマンでした。リーダーには大変な思いをさせてしまいましたが、私にとっては超ラッキーな経験となりました。
(1)山の中での地図の選び方、見方、読み方・・・山を知る事の大切さ!
(2)シルバーコンパスの使い方
理解するのが大変!地図とコンパスに格闘!
地図上に記された記号通り、川、沼地、谷、岩、鉄塔、沢が現れる・・・
自分がどこにいてどこに行こうとしているのかを確認する・・・・・
この事の 大切さ!
(3)復歩・・・100mを何歩で歩く
地図上の距離を決め自分の歩幅を確認する。
自分の歩幅を知るは、距離と時間を確認する事・・・・
この事の 大切さ!
(4)地形を読む(尾根、沢、谷、雪渓、川、谷など)
山歩きをしながら何度も何度も忍耐強く・・・地図を読み、推測し、検 証する・・オリエンテーリングの地図を活用した細部を見る一日でした
一瞬の判断ミスの恐ろしさ!人間の方向感覚は当てにならない!「マァ イイカ」の安易な行動の恐ろしさ!私の「アバウト○○くらい」の答えを苦笑見たと思いました。
まだまだ完全理解とは言えませんが、山のルールが解ってきました。機会を踏んで上達したいと思っています。
今回の例会実践の中で得たもの、山登りの基本の基本だと思いますが、この一歩はとても大事な一歩でした。有難うご座いました。リーダーに感謝です。


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