京都比良山岳会
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活動記録 > 2008年
[No.2895] 夏山合宿・エンジョイ立山: ゆっくり&ファミリー組

【日程】2008年8月14日(木)〜8月17日(日)
【参加者】10名

ゆっくり組 36期 Y.T.
【コース&タイム】
8/14(木)
京都駅9:00出発(名神高速=北陸道)
8/15(金)
立山1:45(車中仮眠)6:10=(立山ケーブルカー)=美女平6:17-6:30=(高原バス)=室堂7:20-7:45〜雷鳥沢野営場8:40-9:20〜一の越11:40-12:05〜雄山1:10-1:30〜一の越2:10〜雷鳥沢野営場3:50
8/16(土)
雷鳥沢野営場7:05〜新室堂乗越7:45〜奥大日岳9:50-10:10〜雷鳥沢野営場12:45
8/17(日)
雷鳥沢野営場6:35〜室堂7:25-8:00=(高原バス−立山ケーブルカー)=立山9:00-10:10=京都駅2:50
【記録】
8/14(木)曇り、夜中雨
滋賀から福井に抜ける辺りから雨、この先が心配だ。停滞前線が横たわり、南の海上には熱帯低気圧と良くない。
8/15(金)朝・雨、昼・曇り、夕・雨
仮眠後ケーブルの駅に向かう。思ったより人は少ない。始発の次の臨時に乗れた。山はガスの中、高原バスから称名滝は見えたがソーメン滝は見えなかった。
室堂はアルペンルートの旅行者が多く、縦走の登山者はまばらだった。ミクリガ池で雨、雨具を着ける。地獄谷を下る。昔はもっと小さかったのではないかとK西さん。
雷鳥沢野営場のテントは思っていたより少ない。60張くらい。テントを設営して、この先どうするか悩む。雷注意報が出ている(?)。T野組(K西、K本、T、I波M美)は一の越までカール下の道を登ることにした。幸い登るにつれてガスが2800m位まで上っていき、大日の稜線、室堂平、一の越の鞍部辺りが見え出した。
前に見える室堂からの道は3ヶ所程雪渓を横切っている。人も多い。こちらの道はまったく静か。右手の斜面にトンネルの入口の様な物が見える。何だろう。いくつか沢を渡り雄山を見上げるようになると、室堂からの道に合流する。こちらはコンクリートで固められた遊歩道だ。
一の越で昼。かなり小さい子供も登っている。標高差300m約1時間の登りだ。2750m辺りでK本さんが高山病?らしき症状が出た。K西さんとTさんが一緒に一の越まで戻ってくださるので、私とI波さんで頂上まで登ることにする。
雄山はガスの中で残念ながら展望はだめだった。ここには3度来たが、3003mの頂上には行っていない。もう最後の機会なので500円の入山料でお祓いを受けた。
落石に気をつけながら下山。途中から一の越や室堂が見え出した。
一の越で合流して登りと同じ道を下った。I波君と岳人君が迎えにきてくれ、テント場ではN野さん達で夕食準備が始まっていた。K西さんとTさんは上の雷鳥荘に泊まられる。約100mの登りだ。
雷鳥沢ヒュッテで入浴。温泉が地獄谷から引いている。野外風呂でゆっくりした。生ビールまである。
夜はずっと雨で、夜中には雷も。テントの中では雷光はまともに映り怖い。 そんな中、岳人君は眠り続けた。

8/16(土)朝・雨、昼・曇り、夕・雨
雨は止んでいるがガスが濃い。雷が怖くて停滞も考えたが、食事後ガスが上がっていき雲も薄くなってきた。I波ファミリーは室堂から一の越まで登り、下山される。N野組は五色ケ原往復だ。我々もとりあえず新室堂乗越目指して出発。
新室堂乗越で稜線に出る。テント場から地獄谷の全貌が綺麗に見下ろせる。剣岳の上部はガスの中だったが、8時半ころに頂上まで晴れた。荒々しい剣岳、南には龍王岳の右に薬師岳の上部まで見えた。この後は高い所はガスに隠れた。この辺りでも一の越の標高より低いのが不思議に思える。
稜線は高山植物が多い。印象的だったのはチングルマで、花から風車状の実の形までかなり多く群生していた。
このコースは途中の2440m、2611mのピークを巻いていて、歩きやすい。
奥大日岳は小さなピークで、我々が到着してしばらくすると、続々と団体が登ってきた。ガスで展望も得られないので下山する。
途中で今回初めて雷鳥が現れた。逃げるでもなく、何かをついばみながらゆっくりと先導してくれた。温暖化で絶滅の危機にある鳥だ。
旧室堂乗越で再度剣岳の雄姿を見たく小休止したがガスは晴れなかった。ゆっくり下る。
テント場ではA田さんがコーヒーを入れてくれた。その後K西さんとTさんは上の雷鳥荘に戻られた。
3時過ぎから急に雨になり、テントに逃げ込んだ。少ししてN野さんとT田さんが帰ってきたが、ひどく濡れていたので温泉に直行された。近くに温泉があるのはありがたい。
今日はテントの中での夕食となった。夜はずっと雨だった。

8/17(日)曇り一時雨
今日も天気は良くない。ガスが立ち込めていた。テントを撤収してバス組のN野さんT田さんと別れ室堂に向かう。雷鳥荘でK西さん谷さんと合流。室堂の手前で雨になった。
高原バス、ケーブルカーと乗り継いで立山に到着。駅前の民宿で入浴。帰路は混むことも無く3時前に京都に帰ってこられた。ずっと運転のA田さんお疲れでした。
50周年記念山行だが事前の準備不足で、通常の山行になってしまった。この後の秋山、冬山、春山でぜひ記念山行を成功させたいと思っています。
チングルマ
剣岳をバックに
奥大日岳頂上
一の越目指して

I波ファミリー 34期 H.I.
8月16日 曇りのち雨
【メンバー】宏, 昌美, 岳人
【コースタイム】雷鳥沢7:30 室堂8:30 一の越10:30 室堂11:30 京都20:30
朝、みんなと別れて、室堂に向かう。あまりの天気のよいので寄り道で、一の越に向かう。一の越着いたら、天候がよくないので、ここで、折り返しすることにする。雄山は次回に置いとくことにした。後は予定通り帰京する。今回、合宿に入れてもらって、家族でいけて大変よかったです。
一の越山荘前で
逞しいお父さん


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