京都比良山岳会
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活動記録 > 2008年
[No.2904] 紅葉ハイキング瑠璃渓・深山


【日程】2008年10月26日(日) 【参加者】会員9名
【天候】雨 午後くもり

【記録】 50期 J.O.
JR京都駅8:26 =(JR嵯峨野線)=9:21園部9:27=(京阪京都交通バス)=9:51八田9:55=(中京交通ぐるりんバス)=10:02るり渓入口10:20−10:30渓流歩道入口10:35−11:42奥るり渓(きのこ鍋付き昼食会・温泉・反省会)16:30=(温泉送迎バス)=16:58園部17:13=(JR嵯峨野線)=18:12京都
雨のるり渓。木々は色づき始めたばかり。バスを降り、車道を避けて水際を歩く。傘ごと枝をくぐりつつ、濡れた石に足を乗せる。私達の他に人影は無い。麓の自然公園入口からるり渓高原まで、約4kmの散策コースを辿る。鳴瀑(めいばく)、錦繍巌(きんしゅうがん)など難しい名前の名勝が続く。鳴瀑の「瀑」は滝。滝の裏が空洞で音がするという。錦繍は錦と刺繍の織物のことで、美しい紅葉を例える。なめら(滑・滑石)と呼ばれていた渓谷が「るり渓」と命名されたのは明治38年。山間の小さな村の発展をかけて「瑠璃にも似た渓谷」を世に広める為だった。
今日の目玉は深山登山とキノコ鍋。週予報がはずれて、思いの外強い雨に登頂の士気は萎え、話題はもっぱら「鍋」となる。食べられるキノコ・食べられないキノコを探して歩く。キノコ指導はN田さん。ナラタケは広葉樹などの切り株によく出ている。生で食べると中毒するが、汁物に入れればぬめりを生じ、コクとうま味が出る。でも、食べ過ぎは禁止。カノシタは香りが強いが癖は無く、コリッとした歯ごたえ。オレンジ色と白色の2種。今回見つけたのはオレンジ色の方。ウスヒラタケは小さな白い傘がびっしり重なり合っている。柔らかくて浸み込みが良いので鍋物にピッタリ。よく似たスギヒラタケは毒キノコに分類されており、死亡例もある為、要注意。
突然、ダムが現れる。その横の小道を上がると人造湖の"通天湖"。釣り用ボートが浮かんでいる。遊歩道の終点だ。そろそろおなかも空いて来た。閉鎖された施設の軒を借りて、大きな鍋を火にかける。買って来たキノコは椎茸・はたけしめじ・舞茸・えのきだけ・なめたけ。肉・野菜・油揚げ・うどん・餅も入って豪華だ。超美味也。満腹のあまり?登山は中止。のんびりと温泉に浸かり、一年間の疲れを癒す。体力・技術は★だが、キノコ鍋は★★★★★。本年最後のノンさま例会は「たまには花より団子」の素晴らしい休日となった。

【感想】 25期 M.I.
お天気は残念ながら雨でしたが充分楽しめた山行でした。有難うございました。
比良さんの人たちは楽しむことを見つける天才だといつも思います。
今年もおしりの重いI藤を例会にお誘い頂いて有難うございます。
お陰で少ないながらもみなさんと楽しい山行ができ、感謝しています。
来年はもう少し出られたらいいなあ〜

【感想】48期 T.Y.
最近すっかり例会もご無沙汰しておりましたが、メンバーのみなさんに久しぶりに会うことができ、とても楽しい1日でした。
深山には雨天のためあいにく登ることはできませんでしたが、るり渓散策の滝の水音で脳内はα波で充満?し、おまけにお昼はきのこ鍋をごちそうになり、のんびりと心地よい癒しの例会でした。きのこ鍋は、言葉では言い表せないほどとてもおいしかったです。用意してくださったN田さんありがとうございました。そして、久しぶりにみなさんとお話もできご一緒できて楽しかったです。ありがとうございました。補足ですが、るり渓のそれぞれの滝の名前は、とても小難しい名前だったので、ひとつも覚えることができませんでした。

【感想】  48期  H.Y.
紅葉の季節を前に思い寄せて一首
錦繍巖(きんしゅがん) 流るる水の 艶やかさ 瑠璃の淵辺に 錦繍(きんしゅう)思い

【瑠璃渓感想とキノコ鍋】25期 D.A.
瑠璃渓と言えば観光地、昔おばあちゃんに手を引かれ来たような来なかったような、兎に角行ってみたかった、あわよくばキノコ鍋も食べられるし。
 瑠璃渓は雨で煙っていた、晴れてたらその名のとうり瑠璃に輝いていたかもしれない川面は鉛色だったが、岩と流れの景観は流石と思える物があった。
そう言った其処此処の淵や石に付けられたフリガナと解説がないと意味不明な大層な名前は漢籍等の教養が有ればピンとくる物があるのでは無いかと気づき少し調べてみた。  そも瑠璃渓は徳川時代に園部藩主がよく探勝したといわれ、明治38年にこの地に遊んだ船井郡長があまりの美しさに感動して「琉瑠渓」と命名し有名になった有るから、当時の教養人なら漢籍等から名前を付けそうだし、当時の人なら名前でピンと来たのだと思う。
 例えば「浣紗瀬」は解説に「流れが薄絹(紗)を洗いすすいでいるように見える」と書かれてあるが、インターネットで調べてみるとどうも引用は「浣紗記」と言う戯曲らしい、話は中国四大美女の一人・傾国の美女西施(さいし)が山中の谷川で、紗を洗っていたところ、越の名臣范蠡(はんれい)と出合い・・・と言うことで西施が紗を洗った瀬「浣紗瀬」。
この話は史記に出てくる中国春秋戦国の呉と越の戦いで「呉越同舟」と今でも言うほど仲が悪かった二つの国の呉王と越王が「臥薪嘗胆」して結局越が呉を滅ぼす、その時呉王を骨抜きにするため送り込まれたのが美女西施。この方は田舎娘だったのを国を傾けるためだけに教育され敵国に送り込まれるが戯曲では最後に范蠡と姿をくらまし「マイフェアレディー」?みたいな話になっているらしい。
 他にも宝亀巌だの天鼓湍だの由来を調べるときりがないが全て調べきったらきっと貴方も立派な教養人になれるだろう。
まあ難しい話はこのくらいでキノコ鍋を食べに行こう!!
*N田さん念願のキノコ鍋食べられて幸せでした、来年は小芋も入れて芋煮会をしましょう。
*瑠璃橋温泉は700円で水着もかしてくれ、温スプールやハーブサウナ、ジャグジーに露天風呂(男女混浴・水着着用)と盛りだくさんでしかも空いている!お得です。
皆さんお世話になりました又よろしくお願いします。

【感想】 36期 Y.T.
天気予報は外れた。おかげでゆっくりと「きのこ鍋」と温泉を楽しむことが出来た。たまにはこんな山行もいいものだ。いつもながらN田さんの「きのこ」の詳しさには感心させられる。きっと「きのこ目」を持っているに違いない。
 登る予定だった深山は場所すら知らなかった。牧場の近くから登れるようなので、近くに行った時に登ってみたい。「RDBの会」は冬眠に入るようですが、春になれば又楽しい計画をお願いします。花に無縁の人間ですが…

【感想】H.K.
雨の中紅葉もまだ早く、水も少々濁りがち、でもそれぞれに名前の付いた岩や、淵を見ながらるり渓温泉に。
今日のメインのキノコ汁をする場所もしっかり見つけることも出来、N田さんの好意による材料を鍋に入れてぐつぐつ煮えるのを待つのみ。
具だくさんのなべのできあがり。雨ふりで少し肌寒い仲、熱いもののおいしいこと。二回目の鍋は、うどん、餅入り、鍋の中には残りものはナシ。
お腹は満腹、満腹。動くのがいやになるぐらいだ。もう歩くのはイヤダイヤダ。雨も降っているから深山行きはパス。後はるり渓温泉に直行。
時には今回のような例会もあり。楽しむことができました。

【感想】 40期 K.N.
 18年くらい前、幼稚園児だった息子の遠足でるり渓に行きました。植物園や広い芝生の広場で遊ばせたことを思い出しました。まだ、立派な温泉施設はありませんでした。
 5,6年前、今回登らなかった深山に行きましたが、バスを降りた場所の景色がここではなかったような気がしました。温泉は超満員で入場制限されており、入らずに帰りました。
 今回はあいにく雨が降っており、本当にお鍋ができるのか心配しましたが、リーダーの気転で立派な廃屋できのこ鍋ができ、感謝しています。渓流に沿った遊歩道を歩いていると、ナラタケ、カノシタなど食材になるきのこが目にとまったので、少々いただきました。
 きのこ鍋を皆で囲み、念願の温泉にも浸かれました。雨のおかげでのんびりできた一日でした。

【感想】 44期 N.Y.
いよいよ私担当の今年の最終例会だ。本会の通常の例会、紅葉ハイキングとした。ねらいは瑠璃渓のハイキングコースを(みなさんは一度はこられていると思われる)今度は、キノコ道や植物観察をカルチャー部の目で通り抜けて、できれば「収穫」を手にして、深山の頂上でターフを張ってキノコ鍋をやろうと計画した。
 前々日までは、当日晴れ予想。ところが当日になると雨に。晴れ男のH史殿も参加したのに、雨になってしまった。(別にH史殿のせいではないが…)
 けれど、なかなか渓谷を傘をさしてゆっくりと歩くことは乙なものだと分かった。なんと1枚1枚の渓谷の名称の説明版の内容が読めるのだ。しかし、その漢字が難しくて、その説明されている内容が腹から理解できない。けれど、このような説明板を全部読んでハイキングをしたのは初めてだった。たまには雨もいいじゃないか!
 途中でN田さんがキノコ類をたくさん見つけてはその名前を教えてくれるが、その指導に対する私のリアクションは「…で、それ食べられる?」だったので、彼女はがっかりしたと思う。2,3種の私たち待望の野生のきれいなキノコが手に入り、ルンルン気分で深山に向かう。が、無情にも雨は降り続く。温泉でポリタンクに水を入れて、さあー、引き返して、道路沿いにあった東屋にするか、それとも前進してどこかで鍋の出来るところを探すか?なぜか小学生の遠足気分で、「戻りたい人てーあげてー!」「先に進みたい人てーあげてー!」と決を採る。4:4だ。どうしよう。そうだ、私が議長?だからね!私たちはずっと初心者がいようといまいと道があろうとなかろうとRDBは突進してきた。「ここでひきさがれんわな!」とA月さん。納得してしまった私。「前進!」といって数歩も歩かないうちに、前方に空き家が見える。どうもあやしい建物だが、とにかく雨宿りしよう。入ってみると、後ろの倉庫に零式戦闘機の実物が、また、ガラス窓の中には人間魚雷も見える。この建物の趣旨がよく分からないが、この屋根下がなかなかの快適な空間。おかげで、やっと待望のキノコ鍋にありつくことに。N田さんはキノコに詳しいので、お店でもすごいキノコを見つけてきてくれた。たとえば、茶色のエノキは変わった味でおいしかった。ごちそうさまでした!お腹がいっぱいになった頃に雨も上がってきたが、もうそのころにはみんな山に登る気力など一寸たりとも残していない!少し歩いて、るり渓温泉に直行!こんな贅沢なハイキングは初めてだ。ゆっくりお風呂に入って本当に心身共にリフレッシュできた。こんなユックリズムもいいな。帰りの送りのバスも無料でJR園部駅まで。お疲れ様でした。
 みなさん、今年は私担当の例会に協力していただいてありがとうございました。来年もRDBの会で植生調査を行います。どうぞよろしくお願いします。A月さんによると、来年の〆はイモ煮会と決まったようで…。歴史講話の方もよろしく。
 なお、来年のRDBの会の新年会は例年通り、S倉さんのグループと合同で、水尾で行いますが、H史殿からコラボレーションの申し出があり、OKしました。どうぞみなさんご参加ください。ただし、25名で締め切らせて頂きます!


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